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外付けハードディスクの有効な使い方

ハードディスク(HDD)の急速な大容量化と低価格化により、USBでPCに接続できる外付けHDDが1TBでも1万円前後の価格で手軽に購入できるようになっています。そんな大容量のHDDをみなさんはどのようにお使いでしょうか?

時々お客様とお話をする中でPCの動作が遅くなってきたので外付けHDDにデータを移した、もしくは移せば速くなるか、というようなお話をお聞きします。たしかにPCのハードディスク(特にCドライブ)の空き容量が数GBしかないというような場合は、動作速度に影響も出てきますので空き容量を増やすという意味では有効です。

しかし、数十GBもまだ空きがあるにもかかわらずデータを外付けHDDに移してもほとんど効果は期待できないでしょう。逆に遅くなる場合もあります。

なぜなら現在外付けHDDはUSB2.0でつながるのが主流です。USB2.0のデータ転送速度の実速度は約40MB/sですが内蔵HDDのデータ転送速度はSATAで約300MB/s、旧式のATAで100MB/sで、内蔵HDDの方が速くデータを転送できることになります。従ってわざわざ遅い外付けHDDにデータを入れていることになります。

そこで有効な外付けHDDの使い方として

バックアップデータの保存場所

として使うことをお勧めします。
あくまでもデータは内蔵のHDDにそのまま保存し、定期的にそのデータを外付けHDDにバックアップします。データをバックアップすることは大変重要なことです。ハードディスクはPCの中でも故障し易い部品です。故障してから大切なデータを取り出すには多大な費用と労力を必要としますし、最悪データを失ってしまうこともあります。

つまり、大切なデータは常に2重に保存しその保存場所として大容量の外付けHDDを使うということです。容量が大きければ何日分/何か月分ものデータを履歴として保存も可能です。

そしてさらにお勧めはバックアップの作業は人間が行うのではなくバックアップソフトを使って全自動で行うことです。こうすればバックアップし忘れたなどのミスも防げます。

データバックアップ

仕組みは単純。当社のオススメ構成は500GB~1TB位の外付けHDDとバックアップソフト(NortonGhost)の組み合わせです。XPProやVista/Win7には実は自動バックアップ機能が備わっていますが、使い勝手の良いのは専用ソフトを使うことです。NortonGhostなどの専用ソフトにはデータだけでなくその日のPCの状態全て(設定など)をバックアップする機能が備わっています。

<お値段概算>
外付けHDD:¥10,000
NortonGhost:¥7,000
設定作業:¥5,000 ・・・(ご希望により承ります)